気管支喘息について
気管支喘息発作は、ダニや花粉といったアレルゲンや風邪のウイルスなどをきっかけに、空気の通り道である気管支の粘膜が炎症を起こして細くなるため、「ヒューヒュー」という喘鳴や呼吸困難を起こします。また粘膜の炎症の過程で痰ができるため、それを出そうとして咳嗽が誘発されます。
発作の時は細くなった気管支を拡げるために気管支拡張剤の吸入を行なったり、粘膜の炎症を抑えるためにステロイドの点滴や内服を行います。また、発作がひどい時は夜間でも自宅で気管支拡張剤の吸入ができるように、吸入器の貸し出しサービスも行っております。※別途補償金が必要です。
気管支喘息の治療は、発作がでていない元気な時の治療も重要であるといわれています。これは気管支喘息の患者さんは発作がない時でも、気管支に軽い炎症が起こっているといわれているからです。軽い炎症を起こしている気管支は過敏になっており、少しのアレルゲンやウイルスの刺激によって容易に発作につながってしまいます。そのため、普段から気管支の軽い炎症を抑える治療をする必要があります。
これは長期管理薬と呼ばれ、飲み薬であるロイコトリエン拮抗剤や吸入ステロイドなどが該当します。長期管理薬はその名の通り半年〜1年は継続いただくよう指導させていただいております。
普段からある気管支の軽い炎症を放置しておくと、発作を起こしやすいこと以外にもデメリットがあります。気管支の炎症を放置すると「リモデリング」という現象が起こり、気管支が硬くなり将来的に呼吸機能が低下するということが知られています。そのため、長期管理薬をしっかり内服・吸入することが非常に重要です。
当院では長期管理薬の吸入の仕方やダニや花粉などへの環境整備の仕方など日々の生活指導も積極的に行ってまいります。
お子様に以下のような様子がある場合、気管支喘息の疑いがあります。
- かぜを引くとゼーゼー・ヒューヒュー言う
- かぜを引くと咳が2週間以上続く
- 運動したり泣いたりすると咳が出る
- 朝や晩に咳が出る
- 咳が出たときに気管支拡張剤の吸入をすると改善する
- 交通アクセス -
お車で来院される方
西宮市の臨港線沿いにあるコープ西宮南店の3階にあります。コープ無料駐車場多数あり。雨に濡れずに来院できます。
【臨港線ご利用の神戸・芦屋方面から来院される方へ】
当院前(コープ西宮南店前)は臨港線からの右折ができない為、西方面(神戸・芦屋方面)からお車でご来院の方は札場筋線か用海筋で右折いただいて福祉センター筋にでていただき、迂回していただきますようお願い致します。
電車で来院される方
- 阪神今津駅(阪急今津駅)から徒歩15分
- 阪神西宮駅→阪神バス(阪神西宮南口バス停)なら西宮浜手線(浜松原町→泉町方面) 浜松原町バス停(約8分)下車すぐ
- 西宮浜線 交通公園前バス停(約4分)下車後東向きに徒歩7分
- 阪神西宮→阪急バス(西宮市役所前(阪神西宮東口バス停))
24系統朝霧町行き 浜松原町バス停(約7分)下車すぐ
阪神西宮駅・今津駅から来院される方は平坦ではございますが、少々距離がございます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
阪神電車+バスで来院される方
▼QRコードからもご覧いただけます
開業を考えていた時にコープ神戸様からこちらの医療モールのお話をいただきました。
コープ神戸様は元々子育てや食物アレルギーに非常に理解のあるスーパーマーケットです。
私が開業を思い立った時から思い描いていた、隣にアレルギー対応のケーキ屋さんを誘致することやアレルギーや小児科の講習会を行うことなどを全て受け入れていただきました。
コープ神戸様と一緒なら当院の目標である「医療を通して子育てを応援する」「アレルギー患者さんをアレルギーのない人と同じように過ごせる世の中にするため力を尽くす」ことが出来ると考えここに開業することに致しました。駅から遠いため、電車でご来院の方(特に以前の病院で私が診療させていただいていた患者様)にはご迷惑をおかけしますが、少しでもご理解いただけるとありがたいです。